九十九踏み目 高祖神社
| 高祖神社
●所在地 福岡県前原市大字高祖1578 |
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木立を歩くと何か思いつく
高祖(たかす)神社は、高祖山(標高416m)の中腹に鎮座する。
駐車場に徳満宮があり、まずはごあいさつ。朽ちた島木のなだらかな曲線が、なんだか色っぽい。
参道の石段を一歩一歩踏みしめながら、社殿へと向かう。参道の両脇は杉林で、真昼だというのに薄暗い。木漏れ日がキラキラとして「ああお日様ってありがたいな」と思う。
創建年は分からねど、神代より鎮座あり。
由緒には「神功皇后、三韓より凱旋の後、当社の社殿を乾の方に向け御建立」と記してあった。森の中の神社だが、海に向かった神社だ。
若干息が切れつつ、境内に到着。スコーンと天井が抜け、青空と太陽が顔を見せた。参道が鬱蒼として、境内で視界が開ける風景は、神社のよくある風景、ともいえそうだが、これって「岩戸開き」の疑似体験かもしれない。
などなど、いろいろな直感が出てきて、参道を歩いているだけで楽しかった。
高祖神社は神楽で有名な神社で、毎年4月26日の「春の祈年祭」で奉納されている。ボクはまだ一度も見たことがないが、おそらく相当の人出だろう。
だが、この日(5月5日)、午後3時ごろは、ボクのほかに参拝客が2、3人いただけ。おかげでいろいろと堪能できた。
拝殿に向かい、高祖神社の開運と感謝を告げ(ボクは最近このような参拝をさせていただいている)て、中をのぞき込むと、彦火々出見尊を主座に、玉依姫命、息長足比女命が左右にお祭りされている様子が分かる。
彦火々出見尊は山幸彦、玉依姫命はその妻。詳しくは(いやダラダラとか)、ココやココ、ココで書いているので省略するが、山幸彦の神話は海洋系の人々と山(農耕)系の人々の融和の物語だ。
高礒(たかす)とは、そんな海と山の人々が交わった、というシンボルなのだろう。山幸彦は神武天皇の祖父でもあり、そこに高祖という文字の意味もあるのかもしれない。
本殿は桧皮葺で威厳がある。グルリを巡ってみたが、本殿はブロック塀で囲まれていたのが「景色」としては残念だ。痛んでいるのか、いたずらされたのか。本殿の両脇には伊弉諾神社・思兼神社もあった。
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