Happy New Year!大大吉!

今年は、大大吉である。
正月である。あけおめである。
初詣に行って「おみくじ」を引く機会もあろうかと思う。
不景気が加速すると言われる新年。
果たして、大凶なのか、大吉なのか・・・気になるところ。
今年のはじめは、大大吉の予測である。
さてさて、「吉」と「中吉」だったら、どっちが良い運勢なのでしょう。
おみくじの縁起の良い順番・・・その微妙な違いを知ってますか?
調べて見ると・・・寺社によっておみくじの内容も様々あるようなのだが・・・
7段階の場合の縁起の良い順番
大吉 >中吉 >小吉 >吉 >末吉 >凶 >大凶
12段階になっている場合の縁起の良い順番
大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶
が、どうも基本的な順番のようだ。
では、「大吉」「大凶」・・・それぞれどのくらいの確率で引くことになるのか。
インターネットで明記されている記事からピックアップすると。
東京の浅草寺では、「100本のうち、大吉17、吉16、末吉6、末小吉3、半吉4、小吉4、そして凶30の割合」という。凶の確率は3割と非常に高いが、大凶は「あまりにショックを与えるため」20年以上前に無くなったそうだ。
一方、京都の八坂神社では「16番まである札のうち、4番と9番が凶」という。ただし、おみくじの筒の中には、ふつう同じ番号が2本ずつ入っているが、4と9だけは1本。つまり、凶が出るのは30本につき2本(6.6%)ということになる。
しかし、2000年の新聞記事によると、福岡市内の二十二神社のうち十四神社が「凶を入れてない」など、凶を取り除く神社も多いようだ。
「大吉17」+「吉16」=良運31より
「末吉6+末小吉3+半吉4+小吉4+凶30」=まあまあ&悪運69の方の確率を高くした方が、
もう一度「おみくじを引こう=リピーター客」という顧客が多くなるわけだから、
その比率は、ビジネス的に考えても合点がいく。
「大凶」があるかどうかは、いろんな神社があるようだが・・・
「凶」に比べ、「大凶」の出る確率は、極端に低く設定(2%以下程度)されている。
「大凶」を出さない神社も多くあるようなので、総体的に見ると・・・
数千分の1程度だと考えるのが妥当だろう。
ちなみに、おみくじには、大吉の上の「大大吉」と大凶よりもっと悪い「大大凶」もあるという。
どの神社で、それが用意されているかは明確ではないが、大阪の伏見稲荷神社では、毎年、数人の人が「大大吉」を引いているようだ。正月3が日で250万人もの参拝客があるが、その内で一枚出るか出ないからしいので、その確率は、0.00004%だ。宝くじの1等が当たる確率は、0.00001%。宝くじなみなのである。
その喜びの声と「大大吉のおみくじ」がブログで写真公開されている。見るだけでもなんか縁起が良い気分である。
でも、こうやってネットを覗いてみると「大大吉」のおみくじがちゃんと口コミネタになっている。
よいPR素材になっている。
流石は、伏見稲荷神社。商売の神様である。
※「大大凶」の体験話しは、残念ながら見あたらなかった。
では、どのくらいの人が「おみくじ」を引くのか?
株式会社アイシェアの調査結果(20代から40代を中心とするネットユーザー372名の回答を集計した)によると・・・。
回答者のうち、今年の正月におみくじを引いたと答えたのは34.7%、129名。引いた枚数は「1枚」が75.2%で圧倒的多数を占めたが、「2 枚」が 15.5%、「3枚」も8.5%おり、4人に1人は複数枚。20代では半数以上が「2枚以上」引いており、女性では「3枚以上」が12.5%を占めた。
おみくじの結果は「大吉」「中吉」が15%強、「小吉」「吉」が13%前後、「末吉」「凶」が5%前後、「大凶」は1名のみ。また「覚えていない」人も31.0%にのぼった。
今年1年の運勢を振り返ってもらい、おみくじの結果別に集計したところ、「大吉」を引いた人は25.0%が運勢も「大吉だった」と回答。
以下「中 吉」を引いた人は33.3%が「中吉だった」、「小吉」を引いた人は37.5%が「小吉だった」と答えており、「吉」を引いた人は35.3%が「吉だった」と答え、88.2%が「吉以上」。
おみくじの結果と運勢がぴったり一致した人が、吉から大凶までのすべてで3割前後から5割を占め、大多数がそれ以上の運勢だった、という結果となった。
正月におみくじを引く人は、全体の約35%。
そして、その結果と1年の運勢がピッタリと一致したと言う人は、5割近くを占める。
例え「大吉」でなくても、「吉」は、「吉」。少しでも良い解釈のできる結果が見えたら、それ以上の運勢にしようと、人間は努力し、思い込むことができるということだ。
「政治」や「マスコミ」が不景気だ、不況だと騒ぐばかりでなく、もう少し「吉」の情報を社会に伝えることができれば、自然と世の中は良くなる方へ向かうのではないかと「おみくじ」の調査を見て思う。まさしく「吉報」が、世直しの良薬。政治家の言葉は、「吉」以上であるべきだ。
では、最後に・・・
「おみくじ」は、どのくらい儲かるものなのか?
何故、おみくじビジネスは1000年以上続いているのか?という問いに答えてくれる書籍がある。
タイトルがそのまんま「おみくじの原価は1円」(金子哲雄著・宝島社新書)である。
そう、おみくじの原価は1円っ。
おみくじは、見事なまでの高利益率商品であり、ロングセラー商品なのである。
参拝者側もあまり深く考えず購入して、何が出ても有り難く受け取る。その時の100円について、深く突っ込んでくる参拝客などいない。完璧に出来上がったブランドビジネスである。
どのくらい儲かるのか?簡単な試算をしてみる。
前述の伏見稲荷神社の3が日の参拝者は、約250万人。
その内の35%がおみくじを購入すると想定すると、875,000人。
おみくじ1回あたりが100円だったら、87,500,000円の売上げ。
粗利益は、86,625,000円。
わっ・・・神主、丸儲けである。
これを全国規模で考えてみると。
日本全国の初詣参拝者は9820万人なので・・・
その内の35%がおみくじを購入すると想定すると、3437万人。
おみくじ1回あたりが100円だったら、34億3,700万円の売上げ。
粗利益は、34億263万円。
参考までに比較すると、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の2007年度の経常利益が約34億円である。拠点数 1,576 店舗、TSUTAYA 会員数1,899 万人が、1年間かけて稼ぎ出す利益を、神社は、初詣の3が日の「おみくじ」だけで叩き出すわけである。
大晦日である。数時間後には、確実に、おみくじを引く。
経済的には「凶」の相が出ていると言われる2009年だ。
できることなら、「吉」以上を願う。
そして、人間らしく「吉」以上の暮らしを実現するために、日々努力する。
ユダヤ人の格言にある・・・・
『最悪に備えれば、最善が自ずとやってくる』。
そして、パソコンの父であるアラン・ケイは、
『未来を予測する最善の方法は、自らそれを創りだす(発明する)こと』という。
そう、おみくじから、何を創り出すかが大事なのであるわけである。
最悪だからといって、思考を停止し、行動を止めることが、最大のリスクなわけである。
おみくじを引くとは、新年の最初で最善の、未来を自ら創り出す機会なのである。
そう考えると、「大吉」だって、「大凶」だって・・・例え、「大大凶」だって、どーんと来いであるっ。
※こちらは2009年1月2日「しょーがないじゃしょーがない」にて掲載されたものです。










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