2009/12/28
【厄祓い】教えて! 神主さん vol.3 若八幡宮【厄年】

若八幡宮 年越厄除大祭
12月31日正午〜1月1日深夜1時
福岡市博多区博多駅前1−29−47
電話092-431-1391
博多の大晦日の風物詩といえば…。
若八幡宮の年越厄除大祭を思い浮かべる人も多いのでは。
通称「やくはちまん」または「やくよけはちまん」と呼ばれ、厄除・災難除のお神さまとして、非常に篤く尊崇されているお宮である。
かくいうボクも、父親に連れられて大晦日に古いお札やお守りを持って、若八幡宮の大祭に参列した思い出がある。
厄年とは? 厄とは? 厄を祓って心身共に平穏に暮らす意味を高木宮司にうかがい、まとめてみた。
※高木宮司の「高」はいわゆる「はしごだか」ですが、表示の関係で「高」としています。

「仕事がなんだかうまくいかないな」とか「近ごろ体調がすぐれない」などといったマイナスの意味合で使われることが多い。
厄といえば、男女ともに特定の年齢で、災厄が降り掛かりやすい「厄年」のことをイメージする方も多いだろう。
が、竹が節でさえぎられるように、厄年は、いろいろなことがらが通りにくい時期で、「人生の節目のとき」という意味もあり、決して悪い年齢ということではない。
また、日々の暮らしの中でたまっていく「日常厄」という考え方もある。
厄年ではなくても、毎日の「厄」を落とし、これから降り掛かる「厄」を未然に防ぐばかりではなく、我が身の来し方を振り返るいい機会ではないだろうか。

男性の42歳、女性の33才は大厄。特に信心深くない人でも、大厄の年齢が近づくと「お祓いにいかなくちゃ」とソワソワする。
厄年の風習は、陰陽道(中国の陰陽五行説を起源として日本で独自の発展を遂げた自然科学と呪術の体系)から来ているといわれ、平安時代にはその風習があったといわれるから、日本人の精神風土にどっかと根を下ろしている。
厄年は、別表をご参照していただきたいが、男性女性それぞれ決まりがある。
なぜ、この年齢になったのかは不明だが、一般的に男女ともに肉体的な変化や衰え、社会的な責任が重くなる年齢と合致する。
実際、高木宮司も42歳の時に不注意からアキレス腱を断絶。60歳の時に前立腺ガンをわずらい、摘出手術を受けたとのこと。
「42歳ごろは、若い時に比べ反射神経が鈍くなっているのに、同じように動いてしまい、思わぬケガをする人も多い。多くは中間管理職でストレスもたまりますから、人生の節目でしょうね」。
前立腺は、男性の男性たるゆえんに関わる臓器であるから、何やら象徴的だ。やはり、男性から変化する節目の年代、ということがいえるのかもしれない。
「食事が西洋化して、肉食が多くなったのでこれから前立腺の病気は増えるでしょう。PSA検査をされた方がいいでしょう」
と、高木宮司はご自身の体験を踏まえて、にこやかに語っておられた。
女性に関しては、ぜひぜひ女性の先輩にお話をうかがってほしい。ちなみに高木宮司は
「女性は30代が心身のバランスをとるのが、とても難しい時期じゃないでしょうか? 子育てや仕事をされる方も多いですから。
お神さまが授けてくれた子どもがいてくれること、仕事をさせていただいていることに、感謝する時期なのかもしれません」
と話して下さった。
体や仕事が絶好調でも、人生のけじめとして、自分に注意を喚起する意味でも、厄年にはぜひぜひ、ご祈願に行ってみてはいかがだろう。
ちなみに、厄祓いは年明けから旧正月(もしくは節分)までにしていただくことがいい、とされている。厳密なルールではないし、遅くなったからといって災厄が倍になることもない。
「厄年だからかな?」と気になったら、年の後半だったとしても、ご祈願を受けた方が、精神衛生上よろしいのではないだろうか。













