【厄祓い】教えて! 神主さん vol.3 若八幡宮【厄年】


厄年は、数え年で数えるのが通例だ。
お宮によっては、実年齢に換算している、もしくは生年を表記しているところもあるが、数え年のルールは簡単なので、ぜひ憶えておこう。
その年の誕生日までは、実年齢+2=数え年 誕生日以降は、実年齢+1=数え年。
数え年では、毎年元旦を迎えると自動的に年を取ることになっている。
また、母親のお腹の中にいる十月十日も年齢に加えるので、生まれ出た瞬間に1歳とカウント。
たとえば12月31日に生まれた子どもは1歳だが、翌1月1日には2歳になる。
お正月が目出たいのは、みんなの誕生日でもあるわけだ。
お腹の中にいる間と、生まれでてからを分けて年齢をカウントするのは、医学的に分かりやすいのかもしれないけれど、お腹の中にいる時も、出生した後でも同じ「生命」である。
何やら数え年の方が、人としての尊厳みたいなものを尊んでいる考え方だと思うのは、ボクだけだろうか。

厄は、神社でご祈願していただくことで祓うことができる。
ご祈願に際しては、お神さまに失礼のない出で立ちで、臨むのが基本ではないだろうか。せっかくの人生のけじめの日ですから。バリッとした格好がよろしいかと。
あとこれはボクの場合だが、ご祈願の日には、ここぞ! という時に着ていく勝負服で行くことにしている。
気分的な問題といわれればそうかもしれないが、勝負服の“勝ち運”が強力になったような心持ちになるからだ。
また、厄落としや厄祓いは基本的に、ご本人が出向いて行うもの。病気で入院されている場合や、身内の方が県外や海外に住んでいる場合、体が不自由な方やご高齢者の場合などは、代理祈願も可能だが、基本は自分が行きやすいお社に出向い手いった方がいい。
お賽銭は、お金に厄を移して、お神さまに厄祓いしてもらう意味合いもあるので、日々の参拝も小さな厄を祓っていることになる。
厄祓いに関しては、神社や地域ごとに、いろいろな風習・しきたりがあるので、調べてみてはいかがでしょう? 地域のことを知るきっかけになるやもしれませぬ。
厄祓いに関して、高木宮司のこんな言葉が印象的だった。
「参拝の時、人はお神さまの前で正直になることが大切ですね。正直になってあけすけになることで、良くないものが祓われるわけですから。これは人間同士の付き合いでも同じことです。何でも正直にいった方がいいと思いますよ。いろいろなものをためこむと、自分から病気になってしまいます。あけすけに、明るく話して、笑っていると免疫力も高まりますからね。自分のことでウジウジ悩んでも仕方ないので、自分で区切りを付けるためにも、厄祓いをすることがいいのではないでしょうか?」。
厄祓いとは、これといった日時に行われる特別な行事であるばかりではなく、「生き方」なのかもしれない。










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