三十八踏み目 富士山本宮浅間大社
| 富士山本宮浅間大社
●所在地
|
富士の入口
初めて富士山付近に行く機会を持てた。霊峰富士をちょっと歩くことになる。それならば、富士山本宮浅間大社に詣らずにはいられない。古来、大社が富士山登山の出発地点だったのだ。
さて、名前だけは知っていた浅間大社。ワクワクして楼門をくぐる。富士を磐座とし、八合目より上全体を奥宮の神域とする当社の背後に、本来なら雪をいただく霊峰が見えるはずだが、この日はあいにくの曇り空。
フハッと残念な面持ちで御手水を使った。
もうずっとはるか昔から、富士山は信仰の対象だったはず。今は静かで、美しい姿を楽しませてくれるが、実はバリバリの活火山らしい。お騒がせな人たちが、富士山噴火を予言してことごとく外しているが、噴火の可能性だけはゼロではない。今年は宝永の大噴火から300年。富士山噴火三百年周期説というのがあるらしく、不安をあおり立てるつもりは毛頭ないけれど、こういう話を聞くと、イッパツ予言でもしてみたくはなる。![]()
もともと、富士山は浅間と呼ばれていたということで、浅間大社。全国にある浅間大社の総本宮にして、駿河一宮。
垂仁天皇(紀元前後)の時代に、富士山が鳴動し、麓に浅間大神を祀った。その後あの、日本武尊が旅の途上、浅間大神に祈願してピンチを脱するなど、といったエピソードでも知られている。
社殿を建立したのは、蝦夷征伐で有名な征夷大将軍・坂上田村麻呂。そういうこともあってか、武張った人たちの信仰が篤い。源頼朝、北条義時、足利尊氏、武田勝頼などが社殿の修築を行った。現在の社殿は、徳川家康が関ヶ原の勝利を祝って造営したものの一部であり、二重楼閣構造(浅間造り)という独特なものらしい。
武家がパトロンとなった神社には、威厳というかピリリとした空気が漂っているが、ここも多分に違わなかった。










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