四十七踏み目 飯盛神社
知恵の水
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登り以上にツルツル滑りながら下山。平地に戻ってきたころには日が差してきて、ほんわかな空気になる。山中の常緑樹の葉っぱも生気があふれていた。山道を歩いていると、ヤマガラとかメジロといった野鳥が、道のそばでフンフンっと食べ物を探していた。冬も土壇場で、食事を得るために苦労しているようだ。
春ももう近いから、がんばるんだ!
といいつつ、ボクも小腹がすいたので鳥居の前の露店で名物「武射餅」(5ヶ入り550円)を購入。よもぎが3つに白いのが2つ。さっそくよもぎを2ヶつまみながら、文殊堂へ。
飯盛神社の神宮寺として建立された真教院。もともとは七堂伽藍の大寺で、末寺も七寺あったという大寺院だった。足利幕府の衰退で文殊堂以外は無くなり、寛文のころに一時復活したものの、明治の廃仏毀釈でまた規模が縮小したという、一息で語るには息切れするほどの、毀誉褒貶がある文殊堂である。
文殊菩薩は知恵の仏様。学問の神様でもあるからして、受験シーズンはさぞやにぎわったことだろう…。だが、この日もにぎわっていた。
焼酎大五郎4リットル瓶を何本も携えた家族。車も続々とやってくる。この境内には「知恵の水」という湧水がコンコンと湧いていて、それがお目当てらしい。
大五郎の瓶をとっかえひっかえしている家族の人に「この人たちは何本大五郎を飲み干したんだ?」と思いながらも、柄杓一杯の水を割り込ませてもらった。
水はねえ、指を入れてみるとほんのり暖かい。中宮の水は胃にしみるほど冷たかったが、ここのはトロリと甘くて、良い水ですな。
無料で酌めるんだから、並ぶのも納得。でも、みんなタダでもらい過ぎのような気もするなぁ。
十三仏もあった。阿弥陀仏の前で「おん あみりた ていせい から うん」とマントラを唱えて、手を合わせる。十三仏はボクが見た限りでは、仏様は横並びのところが多かったけど、ここはグルリと囲まれている。文殊堂は文殊堂で、民間信仰な感じがほどよくてかわいかった。奥に十一面観音が祀られているお堂があったので行ってみると、中で真言を唱えながら頭をすりつけんばかりに祈願している方がおられた。5分ほどまったが、声はしだいに大きくなるばかり。一向にに終了する気配もないから、戻る。![]()
道すがら、梅の花があちこちで咲いていたのが心にとまった。紅梅よりも白梅の方がなんとなく好きだったけど、この日のような薄曇りドンヨリな空の下では、紅梅の方が映える。ラブ運上昇のために、護符とかお守りを買おうかと思ったが、なんだかなぁ。
ハートマークが散らばっているヤツが多くて、ちょっとなー。仕方ないので、飯盛宮神事由来記なる冊子を購入した。今、読んでみると「本宮は筑前国早良群の宗廟なり」。
そっかー。室見川を超えると異郷な感じがしていたけれど、神様的にもそうだったんだな。チャリで一時間足らずでここまで行けるなら、たいていのところはチャリで踏み踏みできそうな感触を得た。










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