五十二踏み目 五所八幡宮
隠しアイテムいっぱい
お稲荷さんの祠の後ろ。普通行かないよなぁ、というところに卵形(卵よりもずいぶんシャープだが)の石が安置されていた。
何やら雰囲気がある。人妻さんは「本殿に神様はいない」と言っていたが、その言葉の意味が分かったような気がする。
触れてみると、ビリビリする。看板もなく、台座にも何も記されておらず、それが何なのかは分からずじまい。
天候が良いとはいえなかったが、境内にはほかに参拝客が全然いなかった。神社も、高名なところとそうでないところ、もっと有り体に言えば商売上手なところとそうでないところは、にぎわいが(おそらく収入も)全然違うようになっている。
ムーミンとか亀頭とかキャッチーでご神威ありそうなものがあるのに、これではいかにも寂しい。というのは「賑々しいところに強力な神様がおられる」という思い込みが強いからか。
とにかく、この日はプライベート五所八幡さまだった。
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拝殿のところに戻ってみると、拝殿の側面に亀裂が入っていた。割れ目から呼ばれているような、奇妙な気配が漂ってくる。
そこでのぞいてみると…。拝殿の扉のところに、ちょこんと恵比寿さまらしい神様が、本殿に向かう形で鎮座されていた。
これも何らかの意味があるんだろうか。この節穴からのぞかないと見えない位置に祀られているのだから、氏子のどなたかのマイ神様である可能性もあるなぁ。
どんな意図があるのかなぁ。見つけたボクはちょっと得した感覚があるから、イタズラにしてもかなり素敵なイタズラであると思う。
もっとぢっくり眺めるといろんな隠しアイテムに出会いそうな気がする。
ボクはこの神社さんで、ちょっとした天啓を受けた。神様は実はウヨウヨ、おはします。
神社とかパワースポットとかそういう言葉が一人歩きしているけれども、本来八百万の神様というのは「あまねくすべてが神様である」ということではないだろうか。だったら、神様は特定の神聖なところだけにおはすのではなく、その人が「ここにいらっしゃいそうだな」という場所で感じやすい、というだけではないだろうか。
神社にしろご神木にしろ、これらは偶像ではなく、神様が神宿りする依り代である。
そして世間を見渡すと、もっと依り代になりそうなモノが実はたくさんあるのではないか…。
一方で、神様がいるとしか思えない、理屈を超えた神聖な場所というものもありそうだし。
神社ではない依り代探しというテーマがちょっと浮上したのでした。










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