六十七踏み目 菊池霊社
| 菊池霊社
●所在地 |
過去の人
歴史上の人物は、遠い昔に活動しているからといって「過去の人」ではない。「篤姫」なんて完全に「時の人」でしょう。
諸事情あっただろうけれど、当時の庶民はそんな人がいたなんてほとんど知らなかっただろう。地元でも、大河ドラマになるまでそんな人がいたことすら知らない人がほとんどだったんだから。
そう考えると、あらゆる時代の人は、思い出された時点ですべて時の人なのだということができるのではないか。
実在した人物を神様に祭り上げる。このシリーズに頻出する管公がその典型で、こういう神社は人神神社(@小松和彦先生)というらしい。
菊池神社は、その名の通り菊池さんを祀った神社だそうで、その菊池さんとは、ボクの大好きな菊池武光さんではなく、その父親である菊池武時公であるという。
博多というのは大陸方面への重要な街であったため、けっこう血なまぐさい出来事が起こっている。菊池武時さんが活躍したのは鎌倉時代の末期である。鎌倉時代の博多というと元寇によって荒廃した苦い記憶があるが、博多守護に活躍した武将の中に菊池一族もいた。![]()
元寇は結局は二度しかなかったが、実は蒙古軍の侵攻への備えはずっと続いていて、それが九州の御家人にはとても大きな負担だった。
つまり、幕府への不平不満がずっと続いていたわけで、とりわけ菊池武時さんの怒りは大きなものだったのだろう。
後醍醐天皇による倒幕の綸旨を受けて挙兵。鎮西探題の北条英時を血祭りに上げようと焦るあまりに、博多を焼いて反逆の意図が露見。迎え撃たれて敗死する。
探題は松尾山(現愛宕神社)付近にあったと思われるが、とにかく首を落とされてもなお、体は馬上にあり。といった鬼気迫る戦いぶりを見せた。
首が落ちたのが六本松で、体が馬上から崩れ落ちたのが七隈付近だという。それぞれに首塚と胴塚を築き、今日ではともに武時公を祀っている。
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